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Gaming

ゲーム実況太帝。ゲスト:なっちゃん、まどい、徳利、ハロウィン、太

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"このゴミレース、放送できないね"

1. マリオカート(なっちゃん、まどい) 0:00
2. ゴールデンアイ007(徳利、ハロウィン) 6:05
3. ゼルダの伝説(なっちゃん、まどい、ハロウィン) 19:47
4. ゴールデンアイ007(徳利、ハロウィン、太) 1:06:36

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Podcast

Ep. 1 - 松っちゃん

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"水風呂って実は日本人が作ったものなんだ"

ストリートで噂のサウナの神

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Podcast

Ep. 2 - 徳利

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"強くなりたくてカンフー始めた"

ラッパー、芸術家、芸人…というよりも、「徳利」として活動している、ライアン・ゴズリングに似ている日本の男性。

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Podcast

Ep. 3 - Joe McReynolds

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"中国はアメリカと戦争し、被害を受けてその時にどう復活するかという前提で準備してるんだ"

中国軍テクノロジーや東京の街並みの仕組みなどを研究するアメリカ出身の天才。

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Podcast

Ep. 4 - Lisachris

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"この前お母さんと喧嘩したの"

最近はJazz Punk Disney Heal the City Bandのヴォーカルとして活動中。

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Podcast

Ep. 5 - Sebastian Stein

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"撮影中はずっと酔っ払ってた"

新型コロナといえば自己検疫、自己検疫といえばポッドキャスト。今回は映画『アフリカン・カン・フー・ナチス』のプロデューサー、脚本家、そして俳優のセバスチャン・スタイン氏と、アフリカやカン・フー、ナチスなどについて語り幸せの輪を広げました。

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Podcast

Ep. 6 - はまちゃん

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"暴走族に拉致された"

イカれたシャーマン。

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Podcast

Ep. 7 - ohiana

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"ヤクザがよく実家に電話してた"

自他共に認める”GEEK”と言えばこの男。 脳内から溢れ出す圧倒的なサイケデリックマインドを幾層にもコラージュしたスタイルを武器に、自ブランドA.C.C.(アナル・コミュニティー・センター)を展開。 我ら太帝は何度も何度も交渉を重ね、ようやく彼の貴重な独占インタビューを入手。彼の半生を振り返りながら色々な話を聞いてみた。

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Interview

Windows95Man

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"俺の親は多分 Windows95Man のことが大好きだと思うよ"

太帝:Windows 95(ソフト)は過去に使っていましたか?

Windows95Man:この格好した切っ掛けは、フィンランド・ヘルシンキに行われる『FLOW FESTIVAL 2013』というイベントに行ったときのセットアップです。できるだけバカな格好をしたかったんだ。そこで Windows95Man が誕生したって感じかな。子どもの頃はよく Windows 95 を使っていて、大好きでした!

太帝:DJに関する哲学などはあったりしますか?

Windows95Man:お客さんへグッド・エネルギーを与えることです。好きな曲をかけること、そして好きなことをすること。格好良いとか流行ってるとか、どうでも良く。たまに思うけど、DJしていてちょっとつまんなかったり、真面目すぎる気がしたりするので、できるだけそのような気持ちを壊そうとするんです。

太帝:Windows 95 の起動するときの音は実は Brian Eno が作ったらしいです。Windows95Man が次の Windows の起動音を作るとしたら、どんなものですか?

Windows95Man:Brian Eno 大好きだよ!いつか、会ってみたいよ!起動するときの音を作るとしたら、Darude の『Sandstorm』のアンビエット・バージョンにしたいかな。

太帝:Windows95Man として活動していますが、両親はどう思っているのでしょうか?

Windows95Man:親父がコーダーなので、よく Windows 95 を使っていました。彼から昔の Windows 95 インストールソフトやアップグレード CD をもらったこともあります。俺の親は多分、Windows95Man のことが大好きだと思うよ。逆に、俺がこんなにたくさんブッキングされていて、ここまでエネルギーがあることに関して心配しているかもしれない。親戚に関しては、俺が例えばもっとつまんないことをしたら、逆にショックすると思う。

太帝:Windows95Man のシャツ、帽子、ショート短パンはどこで買ったの?

Windows95Man:汗のせいでシャツが黄色くなったりするので、たまに直したりしているよ。帽子はヴィンテージのオリジナルでカルフォルニアの eBay で買ったんだ。すげー高かった!笑。短パンは地元のエスポー市のフリーマーケットで見つけた。元々は普通の長さの短パンだったが、2010にとあるイカれたアフターパーティーがあって、そこに友人の Ivan が鋏でセクシーなホットパンツに切ってもらった。

太帝:最後にゲロ吐いたのはいつですか?

Windows95Man:覚えてない!400日以上シラフなんです。(なぜか、日数を数えてます!)

太帝:次の時代の Windows95Man になりたいと思っているファンたちへにアドバイスなどありますか?

Windows95Man:俺のはじめてのDJブッキングが2015の『FLOW FESTIVAL』だったんだけど、その日、すごく怒ってたんだ。フェス自体が完璧すぎて!そこで、一番バカで、プレーしたら楽しそうな曲を流したんだけど、お客さんが凄く楽しんでくれて。なので、もしかしたら、凄く怒って、ヒット曲とか流してオーディエンスをびっくりさせることかな。喜ばして、同時に混乱させること。つまんないルールとか破ることだ!

太帝:日本に来て、一番楽しかったことは?

Windows95Man:細野晴臣さんの美容師に髪切ってもらったことかな!

太帝:日本で出会った一番変なやつは誰でした?

Windows95Man:Clitoric Ris さんですね。ちんこの前にテルミンがくっついていて、それを弾いていた。大阪にあった変なフェスで彼と同じステージでプレーしたんだ。そして、お客さんがみんな若い女の子たちと、その子たちのお母さんだったんだ。すごく変な感じだった。

太帝:日本にいる Windows95Man さんのファンたちへのメッセージはありますか?

Windows95Man:ルールなんてないし、やることやるだけ!来年のオリンピック2020でまた会おう!ありがとう!!

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Interview

Effy S. Carter

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"エヘヘへ、グチチアバイビー"

太帝:現在アメリカの政治での左と右の分極化についてどう思われますか?

エフィー:ハーイ!アスミアスミレディーガーウ。アスミアスミー。

太帝:地球温暖化は人間が引き起こしていると思われますか?また、私たちはこの問題にどのように取り組むべきですか?

エフィー:エマッシーヌ。エワッチューイヒヒヒー!

太帝:あなたはトランプ大統領派ですか?彼の大統領選についてどう思われますか?

エフィー:アイスワサセフラウ。マシュン。

太帝:遺伝子工学についてどのように感じますか?また、私たちはこのタイプのバイオテクノロジーを追求すべきですか?

エフィー:…。

太帝:AIや自動運転車についてどう思われますか?

エフィー:ノー。

太帝:あなたはプロライフ、それとも中絶の権利を支持しますか?

エフィー:エヘヘへ、グチチアバイビー、ウチチ、アマイミー。マーミーマーミーマーミー!

太帝: 次の大きな戦争はアメリカと中国の間にあるのでしょうか?あるとしたら、それは第三次世界大戦、サイバー戦争、それとも宇宙戦争でしょうか?

エフィー:イーヤイノー。ガシャトライビー。

太帝: 日本の高齢化についてどう思われますか?

エフィー:ノー。アぺぺナペテ。オオキイ。チョア!

太帝: 我々のインターネットやスマートフォンへの依存についてどう思われますか?

エフィー:アデダモダモ、エテテナオウ。

太帝: アメリカでの違法物質やとその麻薬法に対してどう思われますか?

エフィー:カモン、クドスバメッツ。エヘヘ。

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Column

LA ZOWI

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"アートをたくさん持っている、そして私はアート"

ラ・ゾーイ(La Zowi)はパンチがある。1/3歌手、1/3ファッションアイコン、1/3サイボーグ、とまとめても良いくらい、全面的に強そうでオシャレな女性の方だ。現地のスペインでは人気のトレンドセッターらしく、何よりも彼女の謎の余裕に溢れるオーラが魅力的だ。「やりたくないことはやらない、そしてやりたいことだけやる」というフィクションのような人生を送っている彼女に、憧れる若者は多いでしょう。

ゾーイは、基本的には音楽よりもファッション寄りで、曲は僅かしか出していないが、彼女のヒット曲〈Obra de Arte〉(直訳:アート作品)のPVが異常にクオリティーが高かったので紹介したい。映像は、とてもシュールで、半分以上はCGでつくられたような世界観だ。未来のディストピア産油国の女王様が現れる映画のワンシーンにも見える。もちろん、スペイン語の歌詞をグーグルで検索してみたら、「アートをたくさん持っている、そして私はアート」という適当に聞こえて逆に渋い言葉が何回か繰り返される。また、声のピッチがリスみたいに高く調整され、コメディーかと思うくらい、ギリギリのラインを攻めてくる。

彼女は一応フランス人でパリ生まれだが、グラナダ、マルセイユ、ロンドンを引っ越しながら育ち、現在はマドリッドで活動している。最初にPVを撮ったきっかけは、妊娠して子供が生まれる前に自分の良い体を記録したく、友達とビーチで自分らの水着姿をPVとしてドキュメントしたという話だ。その動画の反応が良くて、彼女は次から次へと曲やPVを作ることになったと考えられる。ただ、アルバムを作りたいという意識は全くない。「〈ミュージシャン〉というよりも〈パーソナリティー〉として存在したいんです。そして今まで世間で発言されていないことをどんどん言い続けていきたい」という希望を抱きながら、様々なプロジェクトに手を出しているようだ。

パーソナリティーなのかミュージシャンなのか、どうでも良いが、せめて『Obra de Arte』または『Tu o Yo』みたいな作品をあと2、3本くらい出してほしい。だって、カッコイイんだもん!

La Zowi - Tu o Yo

La Zowi ft. Lorena B – Mi Chulo

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Column

NATHY PELUSO

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"ひたすら出てくる単語が〈音楽〉〈パッション〉〈影響〉とかだったので、つまらなすぎて読みきれなかった"

初めてナティー・ペルーソ(Nathy Peluso)の曲を聴いたのは、家で仮想通貨のアセットをバランスしていたときだった。YouTubeの自動再生設定でスピーカーから流れるナティーの音楽を聴き、画面では仮想通貨のチャートを見る。どの草コインを買おうかなど、大きく金儲けをしようと夢をみてた日々のサウンドトラックとして、彼女の曲は流れていた。このような肩こる作業をしているなかで、ナティーの声には癒された。彼女は元々歌手で、最近ラップを始めた、という色っぽい声を持ったアーティストだ。好みによるが、パワフルなソウルシンガーが好きな方、ポエティックなラップが好きな人にもオススメだ。

彼女はアルゼンチン出身で、子供の頃にスペインに引っ越し、現在はマドリッドで活動している。当然歌詞もスペイン語で音源はミニマルなものが多く、それぞれの楽器がちゃんと聞こえるため、すっきりしたサウンドだ。ただ、ハッキリ言ってPVは観なくても良い。曲だけ聴いてビジュアル的な面は想像していたほうが得だ。PVは、彼女の”アーティスト”っぽさや”表現者”感が溢れすぎている。そのような方々は、みなさんの周りにも何人か居るでしょう。しかしコンセプトがあり予算が高そうなPVもあるので、興味のある方は是非見てみるべき。

本人のインタビューもネットで幾つかあるので読もうとしたが、ひたすら出てくる単語が〈音楽〉〈パッション〉〈影響〉とかだったので、つまらなすぎて読みきれなかった。彼女はそういう面ではアーティスト感満載なので、〈アーティスト〉っぽいアーティストを聴きたいときは一発でしょう。普段はCARDI Bとか、昔はLIL’ KIMみたいな不良っぽい女性ラッパーが好きな人でも、このようなラップもアリだろう。歌詞はストリートな感じではなく、アブストラクトな内容が多いのであまりこだわる必要はない、むしろ何言っているのか知らなくても良いでしょう。ただ韻はちゃんと踏んでるので、カックイイ!と思った瞬間は結構ありました。今回はナティーの紹介記事として大分ディスっている感じになってしまいましたが、人間としても面白そうな奴なのででこれからも応援してあげましょう。


Nathy Peluso - Esmeralda

Nathy Peluso - Alabame (Prod. Gese da.O)

Nathy Peluso - SANDÍA (Prod. Oddliquor)

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Column

CARDI B

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"エンターテイメントとしてウケれば良い"

ブラッズの現役ギャングメンバー、カーディー・B(Cardi B)は、これからしばらく世界ナンバーワンの女性ラッパーになるでしょう。なぜかというと彼女はまずエンターテイナーとして、どの職種を選んでも成功してきている、未加工のダイヤモンドのようなタレントだ。ストリップ、インスタグラム、テレビなど、様々な舞台でお客さんたちを楽しませてきたようだが、最も注目されているのは彼女の音楽だ。下品で常に威張っていて、イケてるエロかっこいい不良の女性ラッパーと言えば、彼女しかいない。特殊なカテゴリーだが数年間このたいまつには、なかなか火が点かず、そのおかげで今はマーケティングの面ではチャンスだらけだ。衰退している音楽産業でも、カーディー・Bと”360度契約”を結んだアトランティック・レコード社はきっと喜んでいる。因みに、彼女はまだデビューアルバムをリリースしていない。

ニューヨーク市サウス・ブロンクス出身のカーディーは、子犬みたいなベビーフェースで胸は巨乳。ケツもデカイ。そしてギャグセンスが高いため、これから何本かハリウッド映画にも出演するでしょう。また、ニューヨーク・ラティーノ訛りの彼女の英語にどうしても引かれる。「ブロンクスにあるハイブリッジっていうところで育ったんだけど、ワシントンハイツに住んでいたおばあちゃん家によく行ってたから、そこで言葉が訛るようになったんじゃないかな」と彼女は語る。ワシントンハイツにはドミニカ人が多く住んでいることは聞いたことがある。

治安の悪い環境で育ったためか、16歳にブラッズのギャングに入り、19歳のときにはストリッパーとして働き始めたカーディー。23歳のときにインスタグラムをやり始め、彼女のカラフルな性格とぶっちゃけたトークがフォロワーに面白く受けられ、ネットでは話題の人気者になった。その勢いでVH1のリアリティー番組『Love & Hip Hop: New York』のレギュラーとしてキャスティングされ、24歳のときに番組を引退し、音楽の道を進むことになった。ドミノ倒しのように、キャリアは次から次へと前へ進んだ。

彼女の『Red Barz』のミュージックビデオでは、真っ赤な洋服を着てラップしている。これはカラーギャングを主張していることでしょう。本人たちに言ったら殺されるだろうが、あまり怖そうに見えない。また彼女のライフストーリーに必ず出てくるストリッパー時代の話だが、当時は同棲していた暴力的な彼氏と別れたく、ストリッパーとして稼いだお金で引っ越すことができた。2016年にリリースした彼女の初ミックステープ『Gangsta Bitch Music, Vol. 1』には『Her Perspective (直訳:彼女の視点)』というスキットが含まれ、このトラックにはカーディーの声が全くない。その代わりに、怒鳴っている彼氏の言葉と暴力の音だけが残されている。普段は明るくてノリが良いカーディーだが、女性への虐待に関しては意識していることが判明。因みにそのミックステープの表紙は、彼女がコロナを飲みながら謎の刺青男にクンニされている絵で、男に負けないパワフルな女だというメッセージが伝わってくる。

去年の夏には大ヒット 曲『Bodak Yellow』がリリースされ、メインストリームに駆け上がったカーディー。露出度が半端ない彼女は、2017年10月、ラッパーでもある彼氏にステージ上でプロポーズされた。もちろん「イエス」と数千人の前で答えたカーディーは、プライベートはどうこうだの関係なく、エンターテイメントとしてウケれば良い、という今の世のなかには合っている気がする。どんなことでも正直に、フィルターなしで喋ってくれるところも新鮮だ。「今までセックスしてきて一番気持ち良かったチンコは、今までセックスしてきて一番貧乏な奴のだった」と教えてくれる。正直者なのかただバカなのかグレーゾーンだが、嫌いになれない存在だ。「小倉優子は、実は法政大学卒で本当は頭が良いんだよ」と言われるのと同じ感覚で、カーディーも実は天才なのかもしれない。

今年中にはカーディー・Bのアルバムがリリースされる予定だ。つい最近までニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj)が女性ラップ界を支配していたが、そろそそカーディー・B政権が始まるでしょう。心が奪われるクラシックなデビューアルバムであろうと、アトランティック・レコード社の方々、またはギャングの仲間たちと共に、私はファンとして期待をしている。

Cardi B - Bodak Yellow Latin Trap Mix feat. Messiah [Official Audio]
(大ヒット曲『Bodak Yellow』のスペイン語ミックス。)

Cardi B Feat. Offset "Lick" (WSHH Exclusive - Official Music Video)
(ラッパーでもある婚約者、オフセット(Offset)とのコラボ曲。)

MonoNeon & Cardi B: THEY SHOULD'VE NEVER GAVE A BROKE BIT*H SOME GOT DAMN SHH-MONEY
(カーディー・Bのインスタグラム動画をサンプルして曲を作ったベーシスト、モノネオン(MonoNeon)の作品。)

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Interview

BIA

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"私のお父さんはプエルトリコ人で、お母さんがイタリア人です"

美人でおてんば娘のビア(Bia)は、曲が単純にかなり良い。コカイン、ファッション、そして本人のサクセスに関する自慢話が多く語られる彼女のリリックは、まさに今時のヒップホップっぽい。プエルトリコの父親とイタリアの母親のもとに生まれ、僕の憧れであるボストンで育った彼女は3つの文化を背負いながらファレル・ウィリアムズ(Pharrell Wiliams)のレーベル〈i am OTHER〉に所属している。ただ、2016年5月に公開されたPV『Gucci Comin Home』以降はほぼ何もリリースしておらず、ファレルみたいな大物に支えられている割には露出度が低い。それにしても、彼女の音楽はクオリティーが高くて、オススメしたい曲が多い(『Bobby Brown』、『Whip It』、『Senorita Remix』、『Gucci Comin Home』、『#Cholaseason』、『Hot Nigga Freestyle』、『No Type 』などなど)。

ビアのラップはほとんど英語だが、プエルトリコ人でもあるためところどころスペイン語になる。そのおかげで、ラテン系のコミュニティにも注目されているようだ。そんな彼女に、僕は先日スカイプでインタビューをすることができた。普段からボーっとしている僕でも、久しぶりに緊張した。幸いなことに何とか勇気を出して、かなり噛みながらもインタビューを無事終了することができた。

太帝:ラッパーになりたいと思った最初の頃、あなたはどんな環境にいたのですか?

BIA:きっかけになった場所はイースト・ボストンで、3人の友達がいつも同じ家でレコーディングをしていました。その頃の私はまだラップしたことがなくて、ただRECボタンを押す役目でした。友達はそれぞれイースト・ボストン、ドーチェスター、ロックスベリー出身で、みんな本当の意味でのリリシストでした。そんな環境にいた私は、段々とラップしたくなって、彼らのリリシズムを吸収して身につけるようになりました。だけど、いまだにそのリリシズムを満足に表すことができていないので、これからみんなに見せることが楽しみです。私はもっとリリックにこだわりたいので、最近の流行は気にしません。まず自分ができる範囲で、一番良いモノを作ろうと思っているだけです。実際にラップを始めた頃は、私はいつも冗談で女友達の前でラップをしていました。「そこの水筒、お前、ちゃんと水飲んでないだろ、だから肌が荒れてんだ」とか、ふざけながらフリースタイルをしたり、友達をディスったりしていました。友達のあいだでラップをしていたのは私だけでした。友達は面白がって「ラップ結構ウマイね」と褒められたこともあります。その子たちは今の私の活動を見て「本格的にラップしてる」「ラップしてるというか、音楽作ってる!」と驚いています。

太帝:バイク事故の被害者になったことがあると聞きましたが、いつの話ですか?

BIA:地元のボストンからマイアミに引っ越した頃にファレルやファム・レイ(ビアのマネージャー)と出会うことができて、彼らのもとで1年くらいお世話になりました。そのうちファレルと一緒に音楽をリリースすることもできて、i am OTHERと公式にアーティスト契約を結ぶことになったのですが、その2週間くらい後にバイク事故で重傷を負ったんです。知り合いのバイクで2人乗りをしていたら、横から飲酒運転の車がぶつかって来ました。事故が起きてから約18時間は、足が切断されるのかどうかも分からず様子を見ていました。「キャリアが始まったばかりなのに、こんな早く終わっちゃうの?」と落ち込んでいました。最終的には無事に退院することができたので、仕事を本当に頑張ると決意しました。

太帝:作品をリリースするまでの流れを教えてください。

BIA:作品をリリースするには、必ず踏まなければならないステップがあります。たとえば、2週間後にiTunesで曲を出したいとします。そうすると、今日中にその曲を提出しないといけないです。それほど長い期間ではないですが、何人かから同意をもらう必要があります。私は運よくファレルとはクリエイティブな面ではぶつかることが少ないため、問題があるとしたらはビジネスに関することが多いです。レーベルが配給会社の言う通りに何かをする、もしくはしないというやり取りがよくあります。最終的にリリースしてくれるのは配給会社なので、彼らと協同する必要があります。みんなが同意しないと何もリリースできない仕組みなんです。でも、私が2016年以降から何もリリースしていない原因は同意に関する問題ではなく、作品作りに時間をかけているからです。本当に気に入っているものしかリリースしたくありません。私はしし座なので、常に意見が変わったりします。色んなことに細心の注意を払う完璧主義者なんです。「これは良い!」と思っても、1週間後には「アドリブを変えよう、これは全然良くない、あとdBをいくつか下げよう」と意見がガラッと変わります。いつも調整をしていて、ファレルの意見を聞くことも多いです。「これはどう思う? こっちは? じゃあ、こっちは?」と曲を聴かせると、「このバースはもうちょっとイケるんじゃない?」と彼は本音で意見をくれます。「これは良くない、最初からやり直し」ということは一度もありませんでした。

太帝:アルバムはミックステープと違って本格的に貨幣化できるものと扱われている気がしますが、制作の面ではどう異なりますか?

BIA:公式にアルバムをリリースするとしたら、レーベル、スポティファイ、iTunes、そしてプロデューサーの方々が絡んできたりして、いろんな人物が関わってくるので複雑になってきます。その理由は、みんながお金を求めているからです。これが原因で作品のリリースが延期されることがよくあります。歌詞の一部を修正したり、ビートの使用権利がなくなったり、いろんな出来事があって作品の雰囲気が変わることもあります。「あれが無くなっちゃったから、これを直さなきゃ」と作品が進化するので、スケジュール通りにファンたちに届かないことがよくあります。とはいっても、最近の音楽業界は全体的に盛り上がっていると思います。アルバムがリリースされる度に「これはタイムレスなアルバムなのか?」と何度も自問自答したり、友達と話し合ったり、もちろん期待されたりします。私の場合は、慌てずにタイムレスな作品をどんどん出していきたいです。今の私は2016年の自分と比べて少しは成長しているかなと思いますが、2016年にリリースした音楽は今でも胸張って誰にでもオススメができる作品です。振り返って「あの時はのってた、良いものを作れた」と、今でも言えます。

太帝:アメリカ、プエルトリコ、イタリア、それぞれの文化にどう影響されましたか?

BIA:私のお父さんはプエルトリコ人で、お母さんがイタリア人です。両親は離婚しているので、それぞれの家を行ったり来たりしていました。私が知っている限り、母方と父方の親戚同士が顔を合わせることは一度もありませんでしたし、それぞれの家の雰囲気も全く異なっていました。また、親戚同士で食生活に関した揶揄の応酬が多かったです。例えば、イタリア人の親戚に「こっちと向こうの料理、どっちの方がおいしい? 今正直に答えて」と言われたり、プエルトリコ人の親戚からは「あなた痩せすぎじゃないの? イタリアでは料理食べさせてもらえないの?」と言われていました。そんな感じで、いつも料理の話をされていました。私が十代の頃は、ドミニカ人やプエルトリコ人の友達が特に多かったです。年を重ねるほど自分のなかのラテンのアイデンティティが強くなりました。それはきっと、私の見た目がイタリア人よりも圧倒的にプエルトリコ人に見えるからです。それでもイタリア人としてのアイデンティティはあります。黒人の枠にも入るので、ブラックやアフロ・ラティーナとしてのアイデンティティもあります。このようにいろんなアイデンティティが混ざっていますが別に特別なことではなく、私みたいに何かしら血が混ざっているミレニアルは多いと思います。デッカいお鍋に色んな人種や文化がグツグツ混ざっているイメージです。ただ、自分たちがどのような人種背景でどのような文化で育ったのかを把握しておくべきだとは思います。そして、周りにどのような人がいるのかを学習して、目標としては世界がより結束していくべきだと思います。

太帝:好きなラテン音楽はありますか?また、お父さんは家の中でどんな曲をかけていましたか。

BIA:昔のレゲトンやラテン・ヒッツのクラシックが好きです。曲で言うと『Amor Prohibido』や『Aguanile』ですね。私が子供の頃にお父さんがよくサルサをかけていて、彼はエクトル・ラボー(Hector Lavoe)やマーク・アンソニー(Marc Anthony)が好きだったんです。

太帝:あなたのラップにはシェリル・クロウのレファレンスがありますが、こちらの歌詞について教えてくれますか?

BIA:それは「ママは白人でシェリル・クロウみたいな連中といつも連んでいる。ケンカが弱いと思われてるけど、私にケンカの仕方を教えてくれた」という歌詞です。私はプロジェクト(低所得者向けに政府が作った公営住宅)育ちなんですが、そこではやたらと脅迫されたり、なにかと危険な人がたくさんいました。お母さんはイタリア系白人であるためにいつも狙われていたんですが、めっぽうケンカが強く、絡んできた人をよくボコったりしていました。だから“白人だからってナメられても、ボコりますよ”という意味の歌詞なんです。「ニューヨーク、カリフォルニア、アトランタとかに比べてみたら、ボストンなんて目じゃない」なんて一般的には思われているかもしれませんが、ボストンにも地域によって危険な場所が沢山あるんです。たとえどんなところでも、同じような犯罪や暴力が起きていると思います。

太帝:あなたの一番好きなドラッグは何ですか?

BIA:私はウィードが一番好きです。SNSではペリコ・プリンセス(ペリコ=コカイン)というハンドルにしていますが、コカインが好きというわけではなくて、友達が冗談で作ったただのニックネームです。「今日から”コカイン・プリンセス”と呼んでほしい」と自ら思ったわけではありません。最近は「Lil Xan」(Xanax = 精神安定剤)とか、そういった名前でラップをしている人もいるようですが、私は最初からずっとビアと呼ばれたいと思っています。『Jug Dance』をリリースした頃は、本当に危ない環境のストリートにいたので、ペリコ・プリンセスなんて絶対呼ばれたくなかったです。ビヨンセの分身がサーシャ・フィアスと同じように、ペリコ・プリンセスというのが私がトラップハウス(ヤサ)にいるときの分身です。なので、よく誤解されますが、私はウィード以外のドラッグには反対です。周りにLSD、マジックマッシュルーム、モリーを飲んだりして遊ぶ友達はいますが、それぞれが判断するべきだと思います。ウィードだけは本当に好きです。そして私はインディカ派です。その次にハイブリッド、サティバです。サティバを吸うとしても、クオリティーが高くなければ吸いたくありません。私は元からお喋りですぐ興奮するタチなので、インディカを吸うと普通の人になれるので、頭の中が混雑したときにはとても効果があります。

太帝:ウィードは何歳から吸っていますか?

BIA:初めて吸ったのは年上の従姉妹と一緒でした。彼女とは10年ほど連絡をとっていないのですが、ある日公園に連れて行かれて、そこには子供たちがいっぱい集まっていました。私が11歳くらいのときでした。公園ではみんながウィードを吸っていて、ブラント(葉巻のタバコを取り除き、ウィードと取り換えたもの)が私に回ってきました。私は格好悪く思われたくなかったので、慣れているフリをしてブラントと受け取りました。THCの効果を高めるには、本当は肺の中に煙を数秒間ためてから吐き出すのですが、私は吸い方を知らず、凄い速さで煙を吹かして、それを見たみんなに笑われました。「この子はビル・クリントンみたいだ! ”煙は吸い込んでいません”ってか!」とみんながクリントン大統領の真似をして私をバカにしました(筆者註:ビル・クリントンの大統領選で、マリファナ吸引疑惑をかけられた時に「マリファナを1回か2回試してみた。でも、好きじゃなかった。吸い込まなかったんだ」と言っていた)。あれから1年くらいは、ウィードに近寄ることは全くなかったです。でも、1年後には毎日吸うようになりました。そして高校時代はいつも吸っていました。ウィードが好きな先生がいて、彼にも少しあげたことがあります。今でもその学校に彼はいるので、名前は言えませんが、ウィードが好きな先生は何人かいました。他の子よりも成長している生徒は先生たちに信用されて、ウィードや錠剤を先生たちに売っていました。そのなかには私の友達もいました。彼らは世間にバレないように気をつけていると思いますが、人間ですし、たまには楽しいことをしたいわけです。ウィードが好きな警察官もいるので、先生が吸ったとしても珍しくも何もありません。

太帝:この先、日本人と付き合うことはありえますか?

BIA:私の初めての彼氏はアジア系の血が入っていたので、日本人と付き合うことも全然ありえます。ただ、服装がオシャレでないといけません。パッと見て「カップルだな」と分かるようなペアリングであれば可能だと思います。私の髪の毛はオレンジ色なので、服装は全身黒でハードなイメージを作りたいです。人種差別はしません。バイブズが全てなので、気持ちが繋がっていれば問題ないです。

太帝:日本のファンたちにメッセージはありますか?

BIA:実際に日本のファンたちに会ってみたいです。特に女の子たちをサポートしたくて、世界中のドープな女の子たちといろんなクリエイティブなことをしたいです。個人的には日本のファッションやダンスが好きで、日本からインスピレーションを受けています。実は一番気に入っているダンサーは日本人です。また、自信がない子たちに夢を追いかける勇気を与えるようなメッセージを伝えたいです。私の場合は「音楽を作りたい」と決めていなければ、未だに同じ職場で働いていたはずです。「向いてない」と誰かに言われたとしても、やりたい事は何でもやってみるべきです。それをやり続けて、邪魔されても、そのまま前に進むべきだと思います。

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Photos

Evil

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墓地の中での取材撮影。

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Photos

築地

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築地市場、最後の営業日。2018.10.6

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Photos

有楽町

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有楽町のナンパ街で遊んできました。

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Effy

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Brazil Town

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Babe Fan (Trailer)

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